今回は、かくれ脱水について
かくれ脱水とは、自覚症状のない脱水のことをいいます。
熱くなると汗をかくことで、体は内部の熱を外に出します。その結果、水分が失われ脱水状態になります。自覚症状のない初期の段階をかくれ脱水といい、そのままでいると体はさらに汗をかき脱水が進んでしまいます。
【かくれ脱水の症状】
★夜に足がつる
・汗を大量にかくと水と電解質(イオン)を失ってしまう。体のイオンが出ていくと神経がおかしくなり、筋肉がおかしくなり、足をつるという症状が出ます。
運動不足の場合と違うところは、つる場所が移動するということです。
・大量の汗をかく
:集中力の低下・・・いつも普通に出来ている仕事や家事が時間が長くかかるなど
・眩暈
・食欲不振
・立ちくらみ
・しびれ・脱力
【見分ける方法】
・手の親指の爪を押す・・・親指の爪を白くなるまでギュッと押してから離し、元の爪の色に戻るのに3秒以上かかる場合、脱水状態になっている可能性がある
・手の甲の皮膚を引っ張る・・・手の甲の皮膚を引っ張り、元の状態に戻るまで3秒以上かかる場合、脱水状態になっている可能性がある
・舌の状態をみる・・・舌がザラザラしたり、赤黒い色をしている場合脱水状態になっている可能性がある
【予防と対策】
・こまめな水分補給を心掛ける
・水分補給の注意点として・・・汗をかいたときは水分+塩分(スポーツ飲料など)
汗をかいていない時は水分だけ
夜寝る前と、起床時に水分をとるとよい
・かくれ脱水を防ぐ食べ物として・・・タンパク質があげられる
ささみ・卵:豆腐:納豆など
かくれ脱水は、脳梗塞や心筋梗塞などを引き起こす原因にもなります。脱水にならないための、予防が大切です。