言語聴覚士って?

普段私たちは、当たり前に「話す」「聞く」「表現する」「食べる」という行為をしながら過ごしています。自分が思った事を言葉で表現し、人の話に反応しながら日々生活いています。しかし、生まれつきの障害、病気、事故、老化などにより、それが自然とできない人がいます。

例えば、脳梗塞などの脳の病気や交通事故で脳が傷ついた人の後遺症として、illust2193

唇や舌に麻痺が残り上手に発音できなくなる(構音障害)、

人やものの名前を言おうとしても出てこない(失語症)、

食べ物を今まで通りに飲み込めなくなる(嚥下障害)、    

などの障害がみられることがあります。

 

このように「伝えたいのに上手く話せない」「食べるとむせてしまう」などの問題を抱えている方々が、自分らしく生活できるようリハビリを通して支援する、それが言語聴覚士の役割です。

 

また、大人ばかりでなく、子供の発達に関わる小児発達障害も言語聴覚士の領域です。自分の意志を伝えること、人と関わることを苦手とする「アスペルガー障害」「自閉症」といったコミュニケーション障害にも対応していきます。

症状や回復の程度はお一人お一人違います。皆さまの症状やニーズに合わせたサポートができるよう、スタッフ一同心がけております。

 

次回は。。。言語障害の1つ、「構音障害」の症状やリハビリについてご説明致します。